芦屋_HY邸 完成までの主な記録

平成13年5月19日_撮影

(後日)
建て替えられる前に塀の御影石の再利用と既存の植栽をどの程度、残して計画を進めていくかの課題を確認。

 設計は、事務所とHYさんのご自宅での打ち合わせ。もしくは、メール等でのやり取りを繰り返して行われました。
 基本設計の段階でハウスメーカー、設計事務所合わせて8社の中から選んで頂きました。
 基本設計を始めたのが、平成13年の9月頃、設計契約をして頂きましたのが、12月中旬過ぎだったと思います。
 設計の主な内容は、
 ご主人のHYさんは、オーディオの趣味を。奥さんは、ご自宅でピアノを教えられていることから
 主な構造をコンクリート壁式構造で最終的に選択して頂きました。
 更に、設計者として環境対策に今回の「すまい」づくりをどのように取り組まなければならないか
 を問われるのが、昨今の実情かと思われます。
 そこで提案させて頂きましたのが、外断熱工法の選択でした。
 コンクリート壁式構造に行き着くまでにHYさんから「コンクリートの建物って暑いよね!」の一言が、きっかけでもありました。
 設計の主なテーマとして、「熱」と「音」。他にもシックハウス問題は、常々意識しての取り組みは必要です。
 こうして、実施設計、見積もり、見積もり合わせなどを終わらせて平成14年5月の連休明けから建物解体を着手致しました。

平成14年 5月22日_撮影 平成14年 5月22日_撮影 平成14年 6月 5日_撮影
遣り方(建物位置の確認)
まずは、敷地の実測確認から
大きな石が、出現!
これも利用を検討
基礎配筋検査 光庭に埋設したオーディオ用
直径約1mの銅版アース
zz
平成14年 6月27日_撮影 平成14年 7月 9日_撮影 平成14年 7月11日_撮影 平成14年 7月11日_撮影
1階壁配筋検査
写真左の方は、zzz
構造設計担当TNさん
2階床配筋検査
コンクリートが基準通り打設
できるか確認している検査

1階壁・2階床
コンクリート打設
コンクリート打設は、現場の
緊張が高まるひとつの場面
平成14年 7月20日_撮影 平成14年 7月20日_撮影 平成14年 7月29日_撮影 平成14年 8月20日_撮影
2階壁配筋検査 外断熱は、
断熱材を先に、丁寧に仕込む
手間の掛かる工法
zzzzz
オーディオルームの東と南面
の壁配筋zz工事着手後に
コンクリート打放しに変更
屋根スラブ(床版)配筋検査
写真右の方は、施主HYさん
屋根鉄骨建方検査zzz居間
とオーディオルームの天井を
高くする為の構造的な工夫
平成14年 8月31日_撮影 平成14年 9月21日_撮影 平成14年11月 2日_撮影
上棟式 現場のひとつの区切
形が具体的に見えてくるので
ここからの詰も大切
zzzz
外壁材が、落下しないように
メッシュネットを躯体に縦横
30cmピッチで緊結
zzz
オーディオルームの配管工事
住宅の現場では殆ど見ること
がない配線用の配管の太さ
外部足場解体前の確認
平成14年11月 2日_撮影 平成14年11月 2日_撮影 平成14年11月 2日_撮影 平成14年11月 8日_撮影
足場解体前の確認
施主HYさんにも確認して
頂きました
zzzzzzz
リビング内装工事の確認
天井内には音と熱の対策に
2種類の断熱材を充填
zz
オーディオルーム内装の確認
天井内にパーフェクトバリア
厚200_を充填
zzzzz
外部足場解体後の確認
関係者皆さん、通り掛りの人
注目 ホッ! オッ! 様々
平成14年11月 8日_撮影 平成14年11月30日_撮影 平成14年11月30日_撮影
外部足場解体後の外壁確認
1枚1枚丁寧に貼られた外壁
おみごと!
リビング内装工事の確認
そろそろ引越しの日程が
気になり始める頃
zzz
引越前夜 初冬でも外は寒い
室内の徹夜作業も外断熱工法
のおかげで寒さ知らず?
zz
オーディオルームの東と南面
現場造作による直径76cmの
スピーカーを組込む為の箱
平成14年11月30日_撮影
引越前夜の追い込み
現場の監督さんご苦労様です
新しく敷き詰められたサビ石
の奥にあるのが、建物の塀に
使われていた御影石
zzzz
手前は、解体の時に出てきた
大きな庭石を円くくりぬいて
手水鉢?のように利用
zzz
引渡し迄に間に合わなかった
東西のくぐり戸(サイプレス)
を12月末に確認
zzzzz


 完成は、平成14年11月末でしたが、一部間に合わない箇所もありました。
 ゼロからの「ものづくり」の課題みたいなものでしょうか?最後までHYさんと家族皆さんのご理解とご協力に支えて頂いた思います。
 いろいろと反省するべき点は、課題として「すまい」を造られる方の為にこれからも活かしていきたいと思います。
 発注者の利益を最大限に確保するための「ものづくり」は、現場の施工者一人一人が、設計図書をよく理解して取り組まなければならないと思います。
 今回の「すまい」づくりは、施主、設計者、施工者、更には数多くの協力業者の方々が一体となった「ものづくり」と感謝しております。